Reports.netは、C#で帳票を作成し、C#で帳票を出力する.NET開発者向け帳票ツールです。VB.NETなど他の.net言語でもご利用いただけます。.NET 5 / .NET 6 / .NET 7 / .NET 8 に対応し、Windows/Linuxで動作する帳票ツールです。
価格: 80,000円(税込:88,000円)

最新リリース情報

ver 10.0.0 リリース ( 2024/5/20 更新履歴 )

今回 ver 10.0.0 リリースについて各メディアで紹介いただいております。ありがとうございます。

WPF版 正式対応

Reports.net ver.9以前のWPF対応は簡易版であり、一度テンポラリのXPSファイルを経由して印刷・印刷プレビューを実現していました。
ver.10からは、XAMLを用いたフルカスタマイズが可能なプレビュー画面を実装しています。

WPF / XAML での利用方法をご覧ください。

メディア掲載

これまでにも、Reports.netを各メディアでご紹介いただいております。ありがとうございます。

クラウド環境でのデモ動作

次の各種クラウド環境で Reports.net の帳票出力WEBアプリケーションが実際に動作しております。ぜひ、クリックしてお試しください。

これらのWEBアプリケーション開発・デプロイ手順については、動画セクション内の動画で詳しく解説しています。また、試用版には、上記の機能を備えたデモプログラムが含まれています。

特徴

機能概要

単体機能

単体機能
  1. デザイナーで帳票をデザインします。
  2. デザイン結果は「デザインファイル」というXMLファイルに書込まれます。
  3. ユーザプログラムは、Reports.net(エンジン)のメソッドを呼んで「デザインファイル」を元に帳票を作成します。
  4. 作成した帳票は、次のようなターゲットに出力を行う事が出来ます:
    プリンタ, プレビュー画面, PDFファイル, XPSファイル(Microsoft Document Writer形式), SVG画像ファイル, Reports.net印刷データファイル(再読込可能)

帳票設定項目

「デザインファイル」は仕様公開されたXML形式のファイルで、以下の様な情報を定義する事が可能です。

用紙の設定
テキスト情報
罫線・円弧情報
四角・角丸情報
丸・楕円情報
画像情報
バーコード情報
対応バーコード
装飾文字情報

アプリケーション画面

クラウド環境

- .NET5 以降での機能構成

Azure / AWS / GCPといった各種クラウドサービスや、オンプレミスを含むその他のWEBサーバに、 帳票出力WEBアプリケーションや帳票データ作成WEB APIを配置して利用できます。Windowsサーバ・Linuxが対象です。

クラウド対応構成図

以下に、開発から運用までの大まかな流れを示します。

  1. Reports.netで、帳票出力WEBアプリケーションや、帳票作成WEB APIを開発
  2. 開発した帳票WEBアプリケーションやWEB APIを各種クラウドやその他WEBサーバにデプロイ ※デプロイの手順については、本製品サイト内の動画で詳しく解説しています。
  3. WEBアプリケーションでは、ユーザはブラウザより帳票をリクエスト
  4. ブラウザにPDF帳票が出力される
  5. WEB APIでは、様々なデバイス・プラットフォームからAPIを呼び出し可能
  6. APIから取得した印刷データを、印刷・プレビュー・PDF出力等で使用

これらのクラウド環境で実際に動作している Reports.net のWEBアプリケーションがあります。
各種クラウド環境でデモを試すから、ぜひご覧ください!

従来のWEB環境

従来の.NET Framework環境でも、同様のWEB機能を提供してきました。.NET 5以降の環境ではアーキテクチャが刷新されていますが、以下の機能はすべて新環境でも同様に実現可能です。

ASP.NET でのPDF出力 (Azure対応)
ASP.NET でPDF出力 (Azure対応)

ブラウザからのPDF出力要求に対して、PDFデータを生成しブラウザにPDF出力を行うことができます。内部的にはリクエストに対するレスポンスにPDFデータをセットします。

ブラウザへの出力だけでなくPDFファイルをダウンロードさせることも可能です。

こちらのサンプルプログラムでは、PDFのブラウザ出力/PDFファイルダウンロードのどちらも可能です。

Webサービス / Azure クラウドとWindowsアプリ(リッチクライアント)との連携
Webサービス / Azure クラウドとWindowsアプリ(リッチクライアント)との連携

Windowsをプラットフォームとしたリッチクライアントから、AsureやIIS、または、UNIX(Linux等)サーバ上のWEBサービス(Azure クラウド /.NET WebService / axis等)に対して1つの命令を下す(メソッドを呼び出す)だけで、WEBサーバから印刷データを圧縮したバイナリデータを取得し、印刷を行うことが可能です。

クライアントから命令がきたら(メソッドが呼び出されたら)サーバ側のみでデータベース等にアクセスして印刷データを作成し、バイナリデータ(byte[]型変数)として、クライアント側に返し、クライアント側でそれを印刷するという仕組みです。

そのほか、WEB環境でのReports.net概要図をご覧ください。

WPF / XAML での利用方法

まずは、プログラムでの Windows Forms と WPF のプレビュー表示の呼び出し方法の違いを示します。異なるのはコンストラクタだけです。


// Windows Forms プレビュー例
IReport previewWinForms = ReportCreator.GetPreview();
:
previewWinForms.Output();

// WPF プレビュー例
IReport previewWpf = ReportCreator.GetPreviewWpf();
:
previewWpf.Output();
                

プレビューアのexeを直接起動する場合や、.prepe拡張子のファイルを開く際のデフォルトプログラムを、 Windows Form版またはWPF版プレビューアのどちらかに設定可能です。

デフォルトで起動するプレビューアを指定

WPF版では、プレビュー画面のデザインを自在に変更できるようになりました。

画面の変更例

画面の変更例

カスタマイズ方法

1. XAMLでのデザイン変更

Custom.xaml ファイルをプログラムフォルダ(.exeのあるフォルダ)に配置することで、 プレビュー画面を自由にカスタマイズできます。サンプルは「SAMPLE」フォルダの 「11.XAML (WPF版プレビュー・XPS出力)」に配置されています。

プレビュー画面表示中にCustom.xamlを変更し、F5キーを押すことで 変更したデザインをリアルタイムに確認できます。

2. ウィンドウズ内アイコンの変更

「Icon」および「SmallIcon」フォルダを作成し、必要なアイコンファイルを配置: open.png, print.png, save.png, first.png, revious.png, next.png, last.png

変更アイコン・Custom.xaml 配置例
3. ウィンドウズのアイコンの変更
// プレビューウィンドウのアイコン・タイトルの変更
paoRep.z_PreviewWindowWpf.z_Icon = new System.Drawing.Icon("./PreviewCustom.ico");
paoRep.z_PreviewWindowWpf.z_TitleText = "カスタムプレビュー画面";
4. カスタマイズ手順の詳細動画

XAMLファイルの編集からアイコンの置き換えまで、具体的な手順を動画で解説しています。 お客様のシステムに合わせたプレビュー画面のカスタマイズにお役立てください。

動作環境

開発環境

  • Windows 7 ~ 11
  • Windows Server 2008 ~ 2022
  • Microsoft Visual Studio 2005 ~ 2022

開発言語

  • VB.NET/C#/他 .net用言語
  • ※.NET5 以上の WEBアプリケーション や WEB API の開発には、VB.NETはご利用いただけません。

実行環境

  • Windows 7~11
  • Windows Server 2008~2022
  • Azure / AWS / GCP 各種環境
  • ※Linux環境ではPDF出力のみ対応

.NET / .NET Framework

  • .NET 5 ~ .NET 8
  • .NET Framework 2.0 ~ 4.8.1
  • Azure / AWS / GCP 各種環境
  • ※.NET / .NET Frameworkのバージョン別に製品ご提供。下位互換あり

■ Reports.net 通常版 / Linux版 / Azure版利用方法

Reports.netのインストールを行うと次の3種類のアセンブリがインストールされます。

  1. Pao.Reports.dll
  2. Pao.Reports.Linux.dll
  3. Pao.Reports.Azure.dll

Reports.net を Windowsでのみご利用いただく場合は、オンプレミスのWEBサーバを含めて、通常版のPao.Reports.dllをプロジェクトに参照追加してご利用ください。

Reports.net をLinuxの実行環境でご利用いただく場合、Pao.Reports.Linux.dllをプロジェクトに参照追加してご利用ください。

Azure や AWS / GCP などの Windowsサーバ環境で動作させる場合、Pao.Reports.Linux.dll を利用しても問題ありません。
ただし、Pao.Reports.Azure.dll を使うことで、Linux版(Pao.Reports.Linux.dll)では利用できない イメージPDFの出力が可能になります。
イメージPDFに関する制限事項は、 こちらをご覧ください。

Reports.netを利用したAzure/AWS/GCP/他 Linux/Windowsサーバ用
WEB帳票開発・デプロイ手順動画

動画チャンネルトップ

※随時、Reports.netを利用した技術動画を追加してまいります。

製品概要動画

【WEBアプリケーション編】

【WEB API編】

ライセンスについて

Reports.netのライセンスは大きく「通常ライセンス」「Linuxライセンス」「Azureライセンス」の3種類に分かれます。
ご利用環境に応じて必要となるライセンスを検討してください。

通常開発ライセンス

  • ランタイムは無償(運用時費用なし)
  • 開発機1台につき1ライセンス必要
  • PC台数に応じて購入

■開発・運用ともに追加費用なし

88,000円(税込)

Linuxライセンス

  • Linuxサーバ
    (オンプレ/クラウド)での運用
  • 1URL(1WEBサーバ/クラウドサービス)ごとに購入

■通常ライセンス保有者のみ購入可能

8,800円(税込)

Azureライセンス

  • WindowsのWEBサーバ全般
    (オンプレ/クラウド)でのWebアプリ用
  • 1URL(1WEBサーバ/クラウドサービス)ごとに購入
■名称は「Azureライセンス」ですが、歴史的な経緯によるものです。

■通常ライセンス保有者のみ購入可能

8,800円(税込)

Linux版はどの環境でも動作しますが、※イメージPDF 出力はできません。Windowsサーバで ※イメージPDF を利用する場合は、Azure版をご使用ください。

ダウンロード

ご利用なさる.NET Frameworkバージョンの Reports.net をダウンロードしてください

64ビットOSであっても「AnyCpu版」で問題ございません。x64に特化した場合のみ「x64版」をご利用ください。

サポート

製品のサポートは情報共有のため で行わせていただいております。

個別にメール info@pao.ac も多くいただいております。
どちらでも結構です。お問い合わせ・ご意見・ご要望等よろしくお願いいたします。

本製品(Reports.net)の保守・保証につきましては、保守・保証に関する規定をご覧ください。