Reports.netは、C#で帳票を作成し、C#で帳票を出力する.NET開発者向け帳票ツールです。VB.NETなど他の.net言語でもご利用いただけます。.NET 6 / .NET 7 に対応し、Windows/Linuxで動作する帳票ツールです。
Reports.netの.NET5 / .NET6 / .NET7 用のインストーラに含まれるWEBアプリケーションとWEB APIのサンプルプログラムにおいて、一部動作しない不具合が確認されました。この問題を修正いたしました。 さらに、Reports.netのAWS EC2動作確認用URLが古いため、クリックするとエラーが発生していました。このURLを新しいものに更新しました。新しいURLは以下の通りです:
プロパティで「PDF出力:自動折り返し=する/縦はみだしカット=する」の状態でPDF出力時、
文字列に半角カナの濁音が含まれている場合、エラーになってしまう不具合がございました。この不具合を改修させていただきました。
WPFについては、.NET Framework 3.5リリース時より、一部のReports.netのインストーラにサンプルプログラムを付属させてまいりました。
ただし、現状では全てのインストーラには付属されていないことが判明しました。
そこで、今回のリリースにおいて、このサンプルプログラムを全てのインストーラに付属させることといたしました。
WPF版は簡易版であり、印刷プレビュー機能を実現するために次の処理を行っています。
一度、テンポラリのXPSファイルに出力したものを読み込んで印刷プレビューを実現しています。
WPFのUIを統一する必要がある場合は、この手法をご利用ください。
ただし、この手法を利用するためには、WindowsにXPSビューアーをインストールしておく必要がございます。
インストール方法は、Windowsのバージョンによって異なりますが、基本的に、
Windowsの「設定」-「アプリ」-「オプション機能の追加」で「XPS ビューアー」をインストールできます。
※「XPS」は、にマイクロソフト社がPDFに対抗して Windows Vistaから採用している印刷用文書ファイルの形式です。
ファイル内の文字列検索などの機能があり、Reports.netからもXPSへの印刷データの出力はかねてから対応しております。
なお、WPF版からも通常のReports.netのプレビュー画面を表示することは可能です。
ただしこちらは、Windows Form のプレビュー画面になりますので、WPFで統一されている場合は、UIの統一が損なわれます。
現状は、前述したxpsの簡易版か、通常のWindows Form プレビューのいずれかを選択していただくことになります。
今後、WPF版に関する要望が多い場合は、xps簡易版ではなく、Windows FormsのSystem.Drawing.Graphicsの描画部分をWPFのDrawingVisualに書き換え、より本格的な印刷データの描画操作を行うロジックを実装する予定です。
なお、今後の展望では、WPF版は簡易版としての提供にとどまらせていただき、.NET MAUI (WinUI 3)版では本格的な対応を検討しています。グラフィックスにはSkiaSharpを使用します。また、Macやスマートフォンなどのマルチプラットフォーム対応については未定ですが、業務用スマートフォンからの帳票印刷が可能になると便利です。可能な限り対応したいと考えています。
Reports.jarは、オープンソースの帳票作成用Javaプログラムです。
これまで、Linuxサーバ上で動作するこの[Reports.jar]を使用したJavaの帳票作成WEBサービスプログラムと、
Windowsクライアント上の[Reports.net]を使用して、サーバで作成した帳票データを出力する.NETのサンプルプログラムを提供してきました。
最近ではJavaを使用したサーバサイドのWEB APIプログラムへの固執は必要ありませんし、REST APIの普及により、SOAPベースのWEBサービスの需要が減少しています。
このサンプルプログラムを使用するためには、サーバにTomcat+Axis(SOAP WEBサービスエンジン)をインストールする必要がありました。
これらのことを総合的に判断し、このサンプルプログラムの提供を終了させていただくことといたしました。
今回のリリースにより、前述の構成に基づくJava版帳票ツールであるReports.jarを使用したインストーラに付属しているサンプルプログラムは利用できなくなります。
対象サンプルプログラムの起動時には、この変更に関するメッセージが表示されます。
今後、サーバサイドで帳票データを作成する必要がある場合には、次のようなアプローチをお勧めします。
Reports.netには、Azure / AWS / GCP のWindows / Linux上で動作する.NETのバージョンに応じたREST APIのサンプルプログラムが用意されています。
そちらのサンプルをお試しください。なおLinux版は、.NET 6 / .NET 7 等、.net core系のReports.netのインストーラにのみ同梱されております。
前回 ver 9.2 リリースについて各メディアで紹介いただいております。ありがとうございます。
NewsPicks
・ニコニコニュース
・LINEニュース
・PC Watch
・Infoseekニュース
・Newsweek
・インターネットコム
・OSDN Magazine
・Mapionニュース
・@Press
・他...
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1. | デザイナーで帳票をデザインします。 | ||||||||
2. | デザイン結果は「デザインファイル」というXMLファイルに書込まれます。 | ||||||||
3. | ユーザプログラムは、Reports.net(エンジン)のメソッドを呼んで「デザインファイル」を元に帳票を作成します。 | ||||||||
4. | 作成した帳票は、次のようなターゲットに出力を行う事が出来ます。 | ||||||||
プリンタ, プレビュー画面, PDFファイル, XPSファイル(Microsoft Document Writer形式), SVG画像ファイル, Reports.net印刷データファイル(再読込可能) |
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「デザインファイル」は仕様公開されたXML形式のファイルで、以下の様な情報を定義する事が可能です。 |
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また、Reports.netデザイナーは「デザインファイル」を視覚的に効率良く作成するためのツールです。GUIでの直感的な操作によりデザインファイルを簡単に作成する事が出来ます。 |
Azure / AWS / GCPといった各種クラウドサービスや、オンプレミスを含むその他のWEBサーバに、帳票出力WEBアプリケーションや帳票データ作成WEB APIを配置してご利用いただけます。 Reports.net ver 9.0において、.NET 5 / .NET 6 / .NET 7 / Linux へ対応したことにより、このような構成が実現可能となりました。 |
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お客様の開発実装とエンドユーザ様にご利用いただくまでの大まかな手順をその構成と共に以下に記載します。
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【これらのクラウド環境で実際に動作している Reports.net のWEBアプリケーション】Azure / AWS / GCP で実際に動作している Reports.net で開発・デプロイしたPDF帳票出力WEBアプリケーションです。クリックして各種クラウドサイトにジャンプしていただき、実際の動作を検証してみてください。
動画内では詳細な手順で実装しておりますので、用途に合った動画(クリック)を参考にされてください。 |
.NET5 / .NET 6 /.NET 7以降ではなく、.net frameworkの時の構成をそのまま記載させていただいておりますが、アーキテクチャが異なるだけで、概要として「できること」は、.NET5/.NET6/.NET7版と変わるところはございません。 |
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ブラウザからのPDF出力要求に対して、PDFデータを生成しブラウザにPDF出力を行うことができます。内部的にはリクエストに対するレスポンスにPDFデータをセットします。 ブラウザへの出力だけでなくPDFファイルをダウンロードさせることも可能です。 こちらのサンプルプログラムでは、PDFのブラウザ出力/PDFファイルダウンロードのどちらも可能です。 |
.NET5 / .NET 6 / .NET 7以降ではなく、.net frameworkの時の構成をそのまま記載させていただいておりますが、アーキテクチャが異なるだけで、概要として「できること」は、.NET5/.NET6版と変わるところはございません。 |
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Windowsをプラットフォームとしたリッチクライアントから、AsureやIIS、または、UNIX(Linux等)サーバ上のWEBサービス(Azure クラウド /.NET WebService / axis等)に対して1つの命令を下す(メソッドを呼び出す)だけで、WEBサーバから印刷データを圧縮したバイナリデータを取得し、印刷を行うことが可能です。
クライアントから命令がきたら(メソッドが呼び出されたら)サーバ側のみでデータベース等にアクセスして印刷データを作成し、バイナリデータ(byte[]型変数)として、クライアント側に返し、クライアント側でそれを印刷するという仕組みです。 そのほか、WEB環境でのReports.net概要図をご覧ください。 |
本製品を使用するためには、以下の条件を満たす環境のパソコンが必要です。
開発環境 |
Windows 7 / 8 / 8.1 / 10 / 11 |
開発言語 |
開発言語: VB.NET/C#/他 .net用言語 |
実行環境 |
Windows 7 / 8 / 8.1 / 10 / 11 ※Linux上で WEBアプリケーションから帳票を出力する場合、通常のPDF出力のみ対応しております。イメージPDFには対応しておりません。 |
.Net Framework |
.NET 5 / .NET 6 / .NET 7 |
■ Reports.net 通常版 / Linux版 / Azure版利用方法
Reports.netのインストールを行うと次の3種類のアセンブリがインストールされます。
Reports.net を Windowsでのみご利用いただく場合は、オンプレミスのWEBサーバを含めて、通常版のPao.Reports.dllをプロジェクトに参照追加してご利用ください。
Reports.net をLinuxの実行環境でご利用いただく場合、Pao.Reports.Linux.dllをプロジェクトに参照追加してご利用ください。
【Reports.jar】
これまで、Reports.net ver 7.0以前、アップグレードは無償とさせていただいておりました。 Reports.net ver 7.0 以前から、ver 8.0 以降へのアップグレードは有償とさせていただいております。 アップグレード価格は、定価の3割(税抜18,000円)で承らせていただきます。 アップグレードにてご購入いただく際は、info@pao.ac までご連絡ください。 なお、今後当面、アップグレードは無償とさせていただく予定でございます。 よろしくお願いいたします。 |