VBAのみでバーコードを生成する最少のコードは以下の様になります。
バーコードの種類は、以下のように定義しておいてください。
上記最少コードに各種プロパティのセットを付与したコーディング例を次に記述します。
Barcode.Office は、以下の2つインターフェイスを用意しております。
・ActiveXコントロール
・COMコンポーネント
バーコードコントロールを貼り付けて使用する場合、ActiveXコントロールを使用してください。
バーコードオブジェクトの生成から行う場合、COMコンポーネントを使用してください。
(上記の2つの命名には、深い意味はないです。)
【オブジェクト生成方法】
以下のようにレイトバインド(遅延バインディング)で生成してください。
CreateObject("Barcode.COM")
【メソッド】
(1) Open (Width As Integer, Height As Integer)
オブジェクト生成後、必ずCallしてください。
引数に、幅・高さをピクセルで指定してください。
(2) Draw(Value As String)
バーコードを描画する。(クリップボードに転送)
引数にバーコードの値を指定してください。
(3) Close ()
最後に1度Call してください。
【プロパティ】
(1) BarcodeKind As Integer
バーコードの種類を以下の値で指定。
10:JAN13
20:JAN8
30:ITF
40:Matrix 2 of 5
50:NEC 2 of 5
60:NW7
70:CODE39
80:CODE128
90:EAN128
100:郵便カスタマバーコード
110:QRコード
デフォルト: CODE128(80)
(2) TextWrite As Boolean
添え字を描画する・しない (省略可)
デフォルト:True (添え字を描画する)
(3) FontName As String
添え字のフォント名 (省略可)
(4) FontSize As Double
添え字のフォントサイズ (省略可)
(5) TextKintou As Boolean
添え字を均等割りする・しない (省略可)
デフォルト:True (均等割りする)
(6) DispStartStopCode As Boolean
スタート/ストップコードを表示する・しない (省略可)
デフォルト:False (表示しない)
(7) YU_Point As Double
郵便カスタマバーコードの時のバーコードの大きさを指定。(単位はポイントという)
8 ~ 11.5 ポイントの間で指定。
デフォルト:8.5
(8) QR_ErrorCorrect As String
QRコードのエラー訂正レベル
“L” / “M” / “Q” / “H”のいずれかを指定。
デフォルト:”M”
(9) QR_EncodeMode As String
QRコードのエンコードモード
“N”:数字のみ
“A”:大文字英数字
“Z”:漢字含む
デフォルト:”Z”
(10) QR_Version As Integer
QRコードのバージョン
デフォルト:5