最新リリース情報
Ver 4.0.0 リリース (2025/12/19 更新履歴)
メジャーバージョンアップとなる Ver 4.0.0 をリリースいたしました。
描画機能の大幅強化、SVG出力対応、最新PHP対応など、多くの新機能を追加しています。
幅指定描画 draw_by_width 対応
バーコードの全体幅を指定して描画できる draw_by_width メソッドを追加しました。
これにより、レイアウトに合わせた柔軟なバーコード生成が可能になります。
// 従来の描画方法(モジュール幅指定)
$barcode->draw($code, 2, 50);
// 新しい描画方法(全体幅指定)
$barcode->draw_by_width($code, 300, 50);
幅ピッタリ/ドットピッタリ 選択対応(FitWidthプロパティ)
FitWidthプロパティにより、描画精度の制御が可能になりました。
// 幅ピッタリモード(デフォルト)
$barcode->FitWidth = true; // 指定幅に完全フィット
// ドットピッタリモード
$barcode->FitWidth = false; // 整数ドットで精度優先
FitWidth = true の場合、指定した幅にぴったり収まるよう小数点以下のモジュール幅で描画します。
FitWidth = false の場合、整数ドット単位で描画し、スキャナ読み取り精度を優先します。
SVG出力対応
ベクター形式のSVG出力に対応しました。
拡大縮小しても劣化しない高品質なバーコードを生成できます。
// SVG出力モードを有効化
$barcode->OutputSVG = true;
// SVG文字列を取得
$svg = $barcode->draw($code, 2, 50);
// または
$svg = $barcode->draw_by_width($code, 300, 50);
PHP 8.5 対応
最新のPHP 8.5まで動作確認を行いました。
PHP 8.3以降で、動的プロパティ禁止されたことに対応しました。
PHP 5.6からPHP 8.5まで幅広いバージョンでご利用いただけます。
試用版 Docker / VMWare 最新OS対応
試用版Dockerを最新環境に刷新しました。各種ダウンロードしてお試しください。
- CentOS Stream 9 + PHP 8.3
- Ubuntu 24.04 LTS + PHP 8.5
- 旧版 Debian 9 + PHP 5.6 も引き続きご利用可能
試用版VMWareイメージは、Ubuntu 24.04 LTS + PHP 8.3 をダウンロードしてお試しいただけます。
デモ・サンプルサイト刷新
デモ・サンプルサイトを大幅に刷新しました。
以下の機能をお試しいただけます:
- 各種バーコードの生成・表示
- 本バージョンで追加した幅指定描画(draw_by_width)の動作確認
- FitWidth ON/OFF による描画結果の比較・・・ON:指定幅ぴったり/OFF:指定幅以内ドットぴったり
- バーコードのSVG出力とPNG他グラフィックス画像出力の切り替え
- ブラウザ出力とPDF出力の切り替え
- バーコード回転他、多機能
その他の改善
- QRコードの余白(クワイエットゾーン)をなくし、他のバーコードと統一
- バーコード下部の添字テキストの均等配置を改善
- 全バーコードクラスでdraw_by_width / SVG出力に対応
- その他不具合対応
Barcode.phpのご紹介
以前より、多くのメディアでご紹介いただいております。ありがとうございます。
簡単な操作方法の動画
Barcode.php のご紹介と操作方法について、動画(クリック)を用意しております。
動画はBarcode.phpの最新版ではありませんが、基本的な使い方は同じです。是非ご覧ください。
バーコード出力(ブラウザ・PDF出力)サンプルをお試しいただけます
従来のバーコード作成ライブラリと比較し、PDFでの利用が容易であるという特徴をはじめ、 利用者の立場に立った製品であることを自負しています。
また、日本独自のコンビニエンスストア標準料金収納用バーコードや郵便カスタマバーコード、 そして、最新のGS1-Databarなど、多数のバーコードに対応しています。
ブラウザでのバーコード出力サンプルと、PDFでの出力サンプルを用意しておりますので、ぜひお試しください。
※デモ・サンプルサイトとして同様のもの開発環境試用版をDocker版・VMWare版としてダウンロードしてお試しいただけます。対応しているバーコード
Barcode.phpの各バーコード作成クラスは、バーコードを描画するdrawメソッドを実装しています。 drawメソッドの戻り値は、バーコードが描画されたGDライブラリの画像(image)オブジェクトです。
Barcode.phpは、以下のバーコードに対応しております。
| バーコードの種類 | 種類内訳 |
|---|---|
| JANコード |
|
| UPC-A | |
| UPC-E | |
| Interleaved 2 of 5 (ITF) | |
| Matrix 2of5 | |
| NEC 2of5 (COOP 2of5) | |
| NW-7 (CODABAR) | |
| CODE39 | |
| CODE93 | |
| CODE128 | |
| GS1-128 (UCC/EAN-128) |
|
| 郵便カスタマバーコード | |
| QRコード | |
| DataMatrix (GS1 DataMatrix) | |
| PDF417 | |
| GS1データバー(RSS) |
|
3種類のバーコード描画方法
各バーコードには、それぞれ描画方法が異なる次の3種類のバーコード描画メソッドが用意されております。
PDFバーコード精度アップ方法(裏技的)
「$BarThick」というプロパティがございます。
既定値は1です。ドット単位で黒バーの厚みを調整する(増す)ことが出来ます。
引数:$minWidthDot(最小描画ドット)及び、PDFに読み込むバーコード画像データの大きさと併用してお使いください。
例(インクジェットプリンタPX-502Aで検証):$minWidthDot = 3 / $BarThick = 3
特徴
- 1. 高い精度
- 当社はRJSのバーコード検査機、Model L2000を使用してバーコードの精度を細かく検査しています。 このため、他社のバーコード作成ツールに比べても高精度なバーコードを作成できます。また、 プリンタによる線のにじみや読み取り精度の低下にも対応し、バーコードの線幅微調整も自在に行えます。
- 2. 使いやすさ
- 直感的なインターフェースを提供しています。マニュアルの使用例に示されている通り、 2~3つのステップでバーコードの出力が可能です。
- 3. 軽量
- 「Barcode.php」はシステムへの負荷が極めて小さく、わずか数MBのメモリで動作します。
- 4. 汎用性
-
GDオブジェクトに対してバーコードを描画する仕組みになっております。そのため、バーコードを
作成するアプリケーションから画像ファイル等さまざまな用途で利用することができます。PDFへの
出力にも容易かつ高精度なバーコードを生成できます。また、プリンタによるバーコード読み取り
精度の微調整も柔軟に行えます。PDF出力やブラウザ出力に関しては、すぐに試用できるサンプル
プログラムも提供しています。
「Barcode.php」を使用することで、PHPを活用したWEBシステム開発において、簡単かつ便利にバーコードの 出力を行うことができます。
動作環境
- PHP5 / PHP6 / PHP7 / PHP8 以上が動作する環境であること。
- PHP環境として、GDが利用可能であること。
製品価格・ライセンス
価格:
- 1開発ライセンス:22,000円(税込) / 20,000円(税抜)
※必要開発ライセンス数:Barcode.phpを利用して開発するパソコンの台数分必要になります。
※ランタイムライセンス:無償で提供されます。開発環境にのみライセンスが必要です。お客様環境など開発環境ではない場合は、配布は無償です。
ダウンロード
Docker ( docker-compose )版
ダウンロード後Readme.md
に添ってすぐにBarcode.phpを利用した様々なバーコード出力をお試しいただけます。
ソースコードを参照・変更するなどして、Barcode.phpを利用してバーコードを出力するまでを体験してください。
VMWare イメージ版
VMWare イメージで ご用意したLinuxの各ディストリビューションごとダウンロードしていただけます。サイズは大きいです。
-
Ubuntu 24.04 LTS + PHP 8.3
📋 ご利用方法
- VMware Workstation Player(無料)を事前にインストールしてください
- ダウンロードしたZIPファイルを展開します
- .vmx ファイルをダブルクリックして起動します
- 「コピーしましたか?移動しましたか?」と表示されたら「コピーしました」を選択してください
- ログインユーザは「pao」 / パスワードは「pao」です。su のパスワードも「pao」です
- VMWareで起動後、デスクトップに「デモソースコードのフォルダ」と「ブラウザでデモ」のショートカットがございます
- ソースコードを参照・変更するなどして、Barcode.phpを利用してバーコードを出力するまでを体験してください
サポート
製品のサポートは情報共有のため で行わせていただいております。
個別にメールinfo@pao.acも多くいただいております。 どちらでも結構です。お問い合わせ・ご意見・ご要望等よろしくお願いいたします。
本製品(Barcode.php)の保守・保証につきましては、 保守・保証に関する規定をご覧ください。